3-1「火」とは
 火とは、熱と光を出す現象です。すなわちものが燃えた時に発生する現象の総称と言えます。人間いとっては欠かせないエネルギーの源泉でもありますが、逆に危険な一面もあります。山火事や災害時の大規模火災等は多くの人命を奪う事になりかねません。
3-2「火の起源」はいつ頃ですか?     
 今から約79万年前に人類(原人)が火を使っていた痕跡がイスラエル北部の遺跡から発見されました。これが火の起源と言われています。
 その火をどのようにして確保したかは不明ですが、自然発生した山火事や落雷による山火事、又は火山活動の熱い溶岩からとも考えられます。いずれにしろ、火の確保は人類にとって画期的な出来事といえます。
 食生活の改善はもとより、野獣からの防御、コミュニケーションのよりどころとして幅広い活用がなされ生活は一変し、現代生活の基礎が作られたといえます。しかし自ら発火させる技が無い時代はいかに火を消さないように保つには大変な苦労と薪が必要であったと思われます。
3-3「熱」とはなんですか?
 温度の高いものから低い動するものに移エネルギーを熱といいます。たとえば氷を触って冷たいと感じるのは、あなたの体温(熱)が氷に移動し熱を奪われた結果の感じ方です。逆に自分より熱いものを触った時は熱の逆の移動があり熱いと感じるのです。何も感じない場合は、ほぼ同じ温度といえます。
3-4「燃焼」の3つの条件とは?
 燃えるということは、燃料(薪、炭等)が加熱されてガスが発生し、このガスが酸素と結合して初めて燃えるのです。
【ものが燃える3つの条件】
  1.燃えるもの(燃料) 
  2.酸素
  3.発火点
 以上の温度の3条件の内1つでも欠けた場合ものは燃えません。よく経験することはキャンプ等で焚火をする場合、薪は揃って、酸素は十分入るようになっているのになかなか燃えない事がよくあります。この場合は熱すなわち発火点以上の温度になっていないという事です。新聞紙や細い薪等の燃えやすいもので十分ヒートアップすれば薪はもえます。
3-5「熱の伝わり方」の3つの現象とは?
熱の伝わり方は、「輻射」、「伝導」、「対流」、の3つ現象により起こります。
1 輻射-――遠赤外線の熱線(電磁波)によって直接伝わる熱。太陽の温かさ、薪ストーブの温かさはこの輻射熱によります。
2 伝導―― 物質を通して、直接熱が伝わることを熱伝導といいます。ガスにかけたヤカンを触って熱いのはこの現象によります。
3 対流――空気や液体などの流れによって熱が伝わることを対流と言います。お風呂が沸く原理はこの対流によって全体の水が温まるからです。
3-6「蓄熱」と「断熱」の違いとは?
 蓄熱とは字のごとく熱を蓄える事。温めるのと、冷やすのに時間のかかる物質は逆に冷めにくく、温まりにくい。その代表的なものは水です。水を温めて温水にしたり、冷やして氷にしたりして、必要な時にそのエネルギーを利用することができます。また、他には自然石、コンクリート、耐火レンガ等も蓄熱材として使われます。「石焼き料理」、「OMソーラー」、「オンドル」などが、これらの蓄熱効果を利用したものと言えます。 断熱とは、1-5で書いてあります「輻射熱」、「伝導」、「対流」によって熱が伝わるのを防ぐことです。身近にある最たる断熱材は「空気」です。窓材のペアガラス、壁材のロックウールや発泡ウレタン、スチロール、化学綿等は空気を閉じ込めて断熱に利用しています。 但し、ポーラス状のコンクリートやレンガ(セラミックレンガ)は断熱材として幅広く使用されていますがポーラス状ゆえに高温にも強く、蓄熱効果もある一石三鳥の材料といえます。
3-7「引火点」と「発火点」は違うの?
引火点――火元を近付けた時に燃える温度
発火点――火元がなくても自然発火してしまう温度
もしあなたが石窯を自分で作って、いざ使う時に、薪を十分燃やしたのでピザの焼き時かどうかの目安として、新聞紙の切れ端を石窯に入れ自然発火すれば290度以上なので、そろそろピザが焼ける事が解ります。
種類 引火点 発火点
ガソリン -40度 300度
灯       油 50度 250度
ビニール 340度 410度
植物油 327度 350度
新聞紙   290度