巣鴨NPO法人・子供たちと石窯作り

「NPO法人芸術家と子どもたち」の事務局から安い費用で、素敵な石窯を作りたいという相談を受けたのがこの石窯(石釜)作りの始まりでした。フリーハンドは、やる気まんまんのスタッフのために、一肌脱ぐことになりました。石窯のデザインとワークショップの指導運営も引き受けてしまいました。 7月の猛暑の中、多くの参加者と、楽しく石窯作りをすることが出来ました。

再生された石窯

2段石窯キットをベースにして、その外側に土漆喰を塗り、ワークショップ参加者が持ち寄った陶器のかけらや貝殻などを埋め込んだオンリーワンの石窯です。土漆喰を10cm厚に塗り保温性を高めたので、本格的にパンも焼けます。

芸術家と子供たち事務局様よりお便りをいただきました。
先日開催したクリスマス会は50名も集まる盛大なものとなり、 石釜ターキーもピザも非常においしく焼けてみんな大満足しました。 10キロのターキーの中には特製のスタッフィングを詰めて まわりに塩コショウをすりこんで、あとはバターもかけず そのまま石釜に入れただけ。
大きすぎて、バターをかけてこんがり焼くなどの作業はできなかったのが 事実なんですが(苦笑)、こんがりすぎるほど焼けたものの(実は真っ黒) 味も香りもとてもいいターキーに仕上がりました。
焼き時間は3時間半。 最初250度くらいまで高温になってしまったので 真っ黒になってしまいましたが、その分1時間半くらい早く焼きあがりました。
180度程度でじっくり焼けばもう少しきれいに焼けたかとおもいます。 姿は美しくないのですが、切り裁いているところを添付送付します。

黒こげ七面鳥
七面鳥の黒焼きです。 大迫力でとても美味しそうに見えます。 Photo:gurigri

この日は、畑でとれたカリフラワーやトマトでつくったピクルスや、 ターキーの首でだしをとり、とれたての白菜をいれたスープ、 手創りピザなどもならび、石釜ができたことで 食の豊かさがぐんと高まったことはもちろん メンバーの皆さんのモチベーションと連帯感も格段にあがりました。

そしてまた芸術家と子供たち事務局様よりお便りがありました。
お世話になります。
先日お電話にてご相談させていただきました、5年ほど前に作った石がまの補修についてですが、検討の結果、今回は漆喰仕上げにしたいと思いますので、ぜひ漆喰ワークショップをしていただけたらと思いご連絡させていただきました。まず日程のご相談ですが、ピンポイントで申し訳ないのですがもし可能でしたら【11月3日(日・祝)】に実施できればと考えています。 そちらのご都合はいかがでしょうか?また、時間についてはだいたい何時から何時くらいまでの予定になりそうか教えていただけますか? よろしくお願いいたします!
現在の石がまの様子を添付させていただきます。

雨ざらしの石窯くん
5年間、雨ざらしで風雪に耐えた石窯くん、こんな悲しい姿になりました。
窯を補修する石窯マイスター
心をこめて石窯マイスターが再生します。
貝殻と珊瑚を貼り付け
ワークショップ参加のみなさんで貝殻と珊瑚を貼り付けて新しく生まれ変わりました!
汚れていた石窯も漆喰塗りでピカピカです。
皆さん可愛がってくださいね! Photo:guri